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亡き妻の青春を訪ねて

2013年09月05日(木)

東京都三鷹市
濱口 彰夫


    夙川学院高は、昨年11月に65歳で天上へと旅立った妻・スミ子(旧姓・皆吉)の母校である。妻は50年ほど前の昭和37年から40年までの3年間勉学に勤しみ、クラブ活動はバスケットボール部に所属していた。結婚後、時折高校時代の話をした。ヘアスタイルや服装違反、遅刻などで何度も注意されたこと、とりわけ、砂袋を腰につけての長距離走、砂浜でのうさぎ跳びなど滅茶苦茶ハードなバスケットの練習の話は良く聞かされた。そして、いつも「止めようと思う辛いこともあったけど、今思えば、あの3年間で心身共に鍛えられたのだと思う。チームプレイを学べたし、何より多くの友達が出来た。本当にしんどかったけど充実した日々だった」と懐かしげに語った。「学校へは卒業以来行ってないけど変わっただろうな」と言う妻に、私は「いつか連れて行ってやるよ」と応えたが、生存中に果たせなかったことが何とも悔しい。後年、多くの病に襲われながらも現実を直視して、挫けず病魔に立ち向かって行ったあの精神力、忍耐力、頑張りズムは、この時代に妻が体験し、感じたことによって培われたものに違いないと、私は思っている。

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